石炭火力発電所の建設にお金を貸さない動き

気候変動

下に引用した3つの記事のように、石炭火力発電への投資をやめる動きが広がってきました。そのような技術に加担すること自体が投資会社にとってのリスクだからです。

日本の石炭火力発電は効率が良く、その技術レベルの高さを理由に維持存続や拡大を主張する方々も多いですが、世界的に見れば二酸化炭素排出量の多い石炭火力発電は嫌われています。

投資会社の考え方ははっきりしています。自分らにメリットが「ある」か「ない」かだけです。

経済優先の時代は多少環境を犠牲にしても利益をより多く生み出す技術への投資が盛んにおこなわれました。

しかしながら、温暖化の影響としか思えない自然災害が世界で頻発し、多くの被害を受けるようになった今、環境影響の懸念のある技術への投資はリスクとみなされるようになってきたのです。

いくら経済的に有利だからといっても環境にやさしくない技術は支援は受けにくくなります。どんなに理屈をこねたところで「嫌だ」と思う人が増えてきたです。世の中が変化してきたことを実感できる嬉しい動きです。

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