「日本で再エネは無理」って本当?――10年後の君たちが「損」をしないための、エネルギーの真実

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先日、ある高校生からこんな質問を受けました。 「再生可能エネルギー(再エネ)がいいって聞くけど、結局コストが高いし、日本では普及しないんでしょ? 学校の先生がそう言っていたよ」と。

なるほど、確かにそう考える大人は少なくありません。でも、あえて言わせてください。 「誰かが言った正解」をそのまま信じる前に、少しだけ先の未来を想像してみませんか?

今の常識が、君たちが大人になる頃には「古い常識」になっているかもしれないからです。僕がなぜ、課題があっても再エネへ進むべきだと考えているのか。その理由をいくつかお話ししますね。


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「高い」のは今だけ? お金の話

【よくある意見】 太陽光や風力は設置費用が高いし、電気代が上がって僕たちの生活を圧迫するだけ。結局、家についても元が取れないんじゃない?

【僕が思うこと】 確かに、最初は大きなお金がかかります。でもね、エネルギーの世界では今、大きな変化が起きています。 火力発電などに必要な「燃料」は、世界情勢でどんどん値上がりしますが、太陽の光や風は「タダ」です。一度設備を作ってしまえば、その後のコストは驚くほど安くなります。

実際に、この10年で太陽光パネルの価格は劇的に下がりました。君たちが社会に出る頃には、「わざわざ高い燃料を買って燃やすより、自然の力を使ったほうが安い」という時代が当たり前になっているはずですよ。

「不安定」を技術でカバーする

【よくある意見】 太陽が出ていない時や、風が吹かない時はどうするの? 電気が足りなくなって困るでしょ。

【僕が思うこと】 その通り、自然任せでは不安定です。だからこそ、今の大人たちは「貯める技術(蓄電池)」や「賢く配る技術(スマートグリッド)」を必死に開発しています。 一つの場所でダメでも、別の場所の風車が回っていればカバーできる。そうやってネットワークで支え合う仕組みが整いつつあります。

「環境に悪い」という矛盾に向き合う

【よくある意見】 パネルを作るのにもエネルギーを使うし、捨てる時にゴミになる。結局、環境に優しくないんじゃない?

【僕が思うこと】 鋭い視点ですね。どんな工業製品も、作る過程で負荷はかかります。 でも、石炭や石油を掘り出し続け、燃やし続けるダメージと比べたらどうでしょうか? 再エネの技術は今も進化していて、リサイクルしやすい材料の研究も進んでいます。 「完璧じゃないからやめる」のではなく、「より良い方を選び、改善し続ける」ことが大切だと思うんです。

日本の「モノづくり」を守るために

【よくある意見】 無理に再エネなんて導入しなくても、安い化石燃料を使い続ければいい。その方が日本の企業も助かるんじゃない?

【僕が思うこと】 実はここが一番伝えたいポイントです。今、世界では「二酸化炭素を出して作った製品は買わない」というルールが広まっています。 もし日本が再エネを諦めてしまったら、日本の工場で作った製品が世界で売れなくなってしまう。そうなると、日本で働く場所がなくなってしまうかもしれません。 再エネへの挑戦は、君たちの時代の「仕事」や「経済」を守るための戦いでもあるんです。


まとめ:未来を選ぶのは君たち自身

「明日の生活」を考えれば、安くて安定した今のエネルギーが魅力的に見えるのは当然です。それは決して間違いではありません。

でも、10年後、20年後の日本を想像してみてください。 地球環境の変化をただ眺めるのか、それとも新しい技術で世界をリードする国になるのか。

先生や親、そして僕。大人の意見はそれぞれ違います。 だからこそ、色々な人の話を聞いて、君自身が「どんな未来に住みたいか」を考えてみてほしいのです。

難しい問題だけど、君たちが考えるその一歩が、きっと未来を変える力になります。