ちゃんと分別したのに燃やされる? プラスチックごみリサイクルの“意外な現実”

廃プラ問題
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多くの人が、プラスチックごみの分別に協力しています。
「資源ごみだから」「環境のためだから」と、わざわざ洗って分けている人も少なくありません。

ところが実際には、せっかく分別したプラスチックごみが、すべてリサイクルされているとは限らないのです。

もし、あなたが分別して出したプラスチックごみが、最終的に「燃えるごみ」として処理されていたとしたら、どう感じるでしょうか。

「そんなこと本当にあるの?」と思う人もいるでしょう。

しかし、プラスチックごみの回収後の流れを知ると、その理由が見えてきます。

まず、私たちは家庭で出たプラスチックごみを袋にまとめ、地域のルールに従ってごみ置き場へ出します。
透明や半透明の袋を使う地域もあれば、自治体指定の有料袋を使う地域もあります。

その後、自治体の職員や回収業者が専用車両で回収し、ごみ処理施設へ運びます。

施設に運ばれたプラスチックごみは、すぐにリサイクルされるわけではありません。
一度、倉庫のような場所に集められ、その後、ベルトコンベアを使った選別工程へ送られます。

ここで作業員が袋を開け、中にリサイクルできないものが混ざっていないかを確認します。

例えば、

  • 食べ残しなどで汚れたプラスチック
  • 燃えるごみ
  • 金属や異物
  • リサイクル対象外のプラスチック

こうしたものが混ざっていると、取り除かなければなりません。

ただし、この作業は想像以上に忙しい現場です。
ベルトコンベアの上を大量のごみが流れていくため、一つひとつを長時間確認することはできません。

そのため、判断に迷うものや、短時間で処理できないものは、安全側に倒して「燃えるごみ」として扱われる場合があります。

たとえば、一部にリサイクル対象外のプラスチックが混ざっていた場合、本来は大半が再利用可能であっても、袋ごと焼却処理されることがあります。

また、袋が二重・三重になっている場合も注意が必要です。

現場では、限られた時間の中で大量のごみを処理しています。
そのため、「開封に時間がかかる」と判断されれば、中身を確認せず、そのまま燃えるごみとして扱われるケースもあるのです。

私は実際にこうした現場を見て、大きな衝撃を受けました。

多くの人は、「分別して出せば、自動的にリサイクルされる」と考えています。
しかし現実には、“分別後の選別作業”が大きな壁になっているのです。

だからこそ、プラスチックごみを本当にリサイクルしてもらうためには、単に分別するだけでは不十分です。

  • 汚れを軽く洗う
  • 中身が見える袋を使う
  • 二重袋を避ける
  • 異物を混ぜない

こうした「選別しやすい出し方」を意識することが、とても重要になります。

分別は、出した時点で終わりではありません。
その先にいる選別作業員の負担まで考えることが、結果として“本当にリサイクルされるごみ”につながるのです。