ダンボールコンポストの温度を高く維持する方法

コンポストで生ごみ削減

我が家のコンポストの温度は、春から秋にかけて30~60℃を維持しています。冬場は10~20℃くらい。温度を高く維持することで分解は促進しますし、コバエなどの虫を寄せ付けません。

そんな状態を維持する方法をまとめました。

廃食用油、米ぬか、残飯を積極的に投入する

微生物はカロリーの高いものが大好きです。生ごみだけでは温度が上がりにくいことがあり、虫が発生しやすくなります。廃天ぷら油、米ぬか、残飯などを入れます。そうすると半日程度で50℃を超えます。

特に便利なのが米ぬかです。米ぬかは安価(時には無料で)に手に入りますし常温で保存しやすいです。必要な時に取り出して基材に混ぜてあげれば微生物は大喜びします。

よく混ぜる

ダンボールコンポストで活躍する微生物は人間と同じく酸素を吸って呼吸しています。小さなスコップを使って毎日攪拌し、たっぷりと酸素を送り込んであげます。

基材がゴロゴロとした塊になっているときはほぐすように混ぜて酸素を供給してあげましょう。

適度な水分は必要、でも水気のある生ごみを入れすぎない

基材の表面が乾いていたら適度に水分を与えます。私はお米のとぎ汁を毎日500ミリリットル~1リットルくらい加えています。

水分の多い生ごみを入れすぎたり、水を加えすぎるのはよくありません。微生物が窒息死してしまいます。

適度な水分量の感覚は、ダンボールコンポストを始めたばかりの頃はわかりにくいと思います。

何となく湿っているけれども、基材全体はサクサク・パラパラが維持されていて、ダンボールのふたを開けたとき、ㇺっとした熱気を感じるくらいの湿度を維持できていると、微生物は活発に活動しているように思います。

塩分の多い生ごみを入れすぎない

微生物は塩分が苦手です。

調理済みの肉・魚・野菜・麺類などは塩分を含むことが多いので与えすぎないほうがよいです。塩分が多そうなものは、面倒ですがザルに入れて、水でさっと洗い流して表面の塩分や調味料を落としてあげると、微生物への負荷は小さいように思います。

まとめ

コンポストの微生物はとても素直で、好きな食べ物が与えられると温度を上げて大喜びし、そうでないときは静かに活動します。ペットのように可愛いがりながら、生ごみを処理してもらいましょう。

ダンボールコンポストは手軽に簡単に運用できます。皆さんもやってみませんか? 必要な道具や方法をまとめまたのでご参考ください。

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