鉄鋼業界も変化しようとしています

気候変動

時代の潮流と政府の方針を受けて鉄鋼業界も変化しようとしています。

「個別企業では限界」 温暖化ガスゼロに巨額コスト - 日本経済新聞
「唐突感がありすぎる」。10月26日、日本製鉄社長の橋本英二は2050年に温暖化ガス排出を実質ゼロにするとの政府目標に触れ、戸惑いを隠せなかった。本社でも関係部署の幹部や社員らが、経済産業省などへの情報確認に追われた。実質ゼロは世界的な流れ。橋本も温暖化防止に取り組む必要性は認識している。ただ鉄鋼業界としての排出ゼロ目...

リンク記事の見出しはややネガティブです。「製法の転換は巨額な投資を伴なう。鉄の価格は上昇し、景気は悪化し、失業者は増え、現在のような便利な暮らしはできなくなるぞ!それでもいいのか?」 という声も聞こえてきそうです。

しかしながら「2050年に二酸化炭素排出量を実質ゼロ」というのは流行り言葉ではなく、達成しなければ安心・安全な暮らしが維持できなくなるという世界の共通認識です。国内の鉄鋼業から排出される年間1.4億トンの二酸化炭素(2016年)は国内全体の1割を超えますので大胆に削減していく必要があります。

鉄は古来より人間の生活を支える重要な材料です。絶やすことは想像しにくいです。省エネルギーな製法への転換や、排出した二酸化炭素の回収を組み合わせて頑張ってほしいです。

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