製鉄には通常は石炭(正確にはコークス)を用いますが、これを天然ガスに置き換えるという新聞記事です。
ミタル、石炭使わず製鉄 5兆円投じ天然ガスや水素活用 欧州勢、低炭素投資へ先行 日本製鉄は電炉に力 - 日本経済新聞
欧州の鉄鋼業で二酸化炭素(CO2)排出削減に向け、主流の石炭を使わない製鉄技術の実用化が本格化する。欧州アルセロール・ミ...
製鉄には高温を得るために石炭を使用します。石炭を燃やすと大量の二酸化炭素が発生しますが、石炭は鉄の純度を高める効果もありこの方法は現在主流となっています。
鉄は我々の生活に欠かせませんので止むを得ないのかなあと思っていましたが、石炭を天然ガスに置き換えることができるすばらしい技術が実用化されつつあります。
二酸化炭素排出量が2~4割も減るのだそうです。世界中に普及するといいですね。
脱炭素・低炭素に関する動きは欧州が常に一歩リードしています。
「欧州勢が低炭素技術に急速にカジを切り始めたのは、欧州連合(EU)の政策への危機感がある。EUは50年に域内の温暖化ガスの排出を実質ゼロにする方針を掲げる。環境対策が事業の継続を左右しかねない」と書かれています。
規制が強化されれば企業は対応せざるを得なくなります。日本も是非そうあってほしいですね。
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