電気自動車?それともゴミで動くデロリアン?(冗談です)

気候変動

映画バック・トゥ・ザ・フューチャー Part II にでてくるデロリアンみたいなゴミで動く車ができないかなあ(笑)。もちろん冗談ですが。。。

欧州各国が脱ガソリン車を宣言する中、日本も2030年代半ばを目標に国内の新車販売を電気自動車などに切り替える方針をだしました。燃料用のガソリンや軽油は二酸化炭素排出の大きな原因の1つですので大賛成です。

エラー|NHK NEWS WEB

国内の二酸化炭素排出量は年間11~12億トン、そのうち自動車関連が約2億トンを占めます。仮にガソリンや軽油の使用量を半減できれば、約1億トンの二酸化炭素を削減でき、これは国内全排出量の10%に相当するので大きな効果です。

電気自動車「など」とは、EV(電動車)、FCV(燃料電池車)、HEV(ハイブリッド車)、PEV(プラグインハイブリッド車)です。欧州を中心に世界がEVを目指す中、日本はガソリンを併用するHEVやPEVを許容するようです。

やや中途半端と批判受けそうではありますが国内自動車会社に技術蓄積のあるHEVに軟着陸させようとするところがいかにも日本的です。

こういう場合、しばらくは日本独自路線を走りますが、世界のベクトルに負けていずれ同じことをせざるを得なくなるパターンです。

たぶんそんなことはわかっているはずなので、HEVで当面対応しながら、次の手を考えているだろうと想像します。

EV車に簡単に踏み切れない理由の1つは大量のリチウムイオン電池が必要なためでしょうか?

リチウムイオン電池にはリチウム以外に、ニッケル、コバルト、マンガン、アルミニウムなどの金属が使われますし工程は複雑です。なかなか安く作れない。それが自動車価格に影響しています。コストを抑えるには日産リーフのような小型車を中心に設計せざるを得ないのでは?と想像します。

資源確保も気になるところ。リチウムイオン電池には希少金属を含む金属資源が必要であり、世界中に電気自動車を普及させるほどの埋蔵量はないかもしれません。環境破壊しながら劣悪な場所で採掘を続けている人々がいるのではないかと良くない想像もしてしまいます。

ということで、私はEVの普及には半信半疑です。

HEV推進派かというとそうでもない。


解はFCV(燃料電池車)にありと思っています。水素の取り扱は難しく法的整備も十分ではありませんが、再生可能エネルギーを使った水素が入手できるようになればFCVに活路が見いだせます。

また電気自動車ではありませんが、廃プラスチックやゴミからアルコールを作りそれを燃料する車は可能かもしれません。

ちょっと話はそれますが、EV車は災害時の蓄電池として有効なことがテレビで紹介されていました。そのような価値は高いと思います。

どんな自動車が普及していくのか楽しみです。

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