ダンボールコンポストの温度が上がらないときに気をつけたいこと

コンポスト

ダンボーコンポストを始めたばかりの時は、なかなか発酵が始まらず温度が上がらないことがあります。

菌類が十分増えていない状態で生ごみをどんどん入れてしまうと、分解が追い付かず、臭いがしたり、コバエが集まったりと大変なことになった経験ありです。

初心者の方のために、私が気を付けていることをご紹介します

最初から多くの生ごみを投入しない

コンポストが完成すると、つい、生ごみを「エイ」と投入したくなります。でも菌が十分に育たないうちに、多くの生ごみを入れても分解は追い付きません。最悪、発酵よりも腐敗が進行して悪臭を放ちます。

最初は少量投入して様子を見るのが良いです。

米ぬかが効果的

私は、生ごみを投入する前に、米ぬかを基材に混ぜて、1週間程度様子を見ています。(写真はイメージ。生ごみ処理を少しした後に米ぬかを投入したものです)

米ぬかは、ぬか漬けで知られているように乳酸菌がたくさん存在します。これが発酵の元になってくれます。また油を適度に含みますので、菌の栄養源になってくれます。

混合量は適量(適当)です。私の場合は、基材の濃い茶色が、うっすらとぬかの色に染まる程度に多めに投入しています。

水を入れすぎない

使い始めの基材は乾燥していることが多いので適度に水分を与える必要がありますが、与えすぎると逆効果です。

基材を手で絞って水がにじんでくるようでは与えすぎです。菌は窒息死してしまいます。

何となく湿気ていて、パラパラした感じがちょうどよいです。菌は空気と触れて呼吸しながら成長することをイメージしましょう。

通気性のある材料で蓋をしっかりする

これはゴキブリやコバエ対策です。発酵が進むまでは温度が低く、虫が集まりやすいです。コバエが集まり始めると一気に増えます。基材の中にウジのような虫が増えることもあります。

そんな状況が嫌な人は、コンポストの上蓋を作って虫の侵入を防ぎましょう。

私の場合は、ダンボールとガムテープで蓋を作り、それを不織布でカバーして、紐で縛っています。

不織布は100円ショップで買えますし、私の場合はスーツなどの大型衣類をクリーニングが返却されたときの袋の裏側についているものを切って使っています。

温度が上がてくれば虫は自然と消えてしまうので、それまでの間はしっかりガードしましょう。

発酵が始まった後も、蓋をしっかりとしていた方が虫が寄り付きにくいです。

虫が気にならない人や、お庭が広くて虫が集まっても問題ないという人は、ご参考です。

毎日しっかり混ぜて基材に空気を触れさせる

ダンボールコンポストは好気性の菌に活躍してもらうので空気をしっかりと入れることが重要です。毎日しっかり混ぜましょう。

混ぜてみると、部分的に乾いていることに気づくことがあります。そんな場合は適度に水を与えます。米のとぎ汁は乳酸菌を含むので効果的です。

また団子状の塊がある場合は、ほぐしてバラバラにしてあげます。

まとめ

基材を作り変えたときは、いきなり生ごみを投入するのではなく、米ぬかを適量入れて、数日様子を見るのが効果的です。

適度に水分を与えながら待っていると、突然温度上昇が始まります。

50℃くらいまで温度が上がり、ホカホカの状態になります。

基材の表面には白いカビが生えてくれば生ごみ投入準備OKです。

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