飛行機と自動車どちらが燃費がよいか?

気候変動

飛行機に乗って窓を眺めてたらふとそんなことを考えましたので早速しらべてみました。

結論

  • 搭乗者一人あたりの燃費は飛行機も自動車もほぼ同じ
  • 世の中全体でみると自動車から排出される二酸化炭素の方が圧倒的に多い

ちょっと意外!

理由はつぎの通りです。

燃費が良いことで知られるボーイング787の燃費は0.14km/L(*)です。一方でガソリン自動車(以下自動車)の燃費は一般的には10km/L程度ですので、この数字だけみると自動車の圧勝です。

*「マニアな航空資料館」 掲載数値を用いて試算
 https://okinawa-airport-terminal.com/a350_b787_tsfc/

しかしながらボーイング787は243席で通常ほぼ満席で運行していること、一方で自動車の乗車人数を4人と仮定すると、搭乗者一人あたりの燃費はボーイング787が34km/L、自動車が40km/Lで大きな差はありません。自動車は1~2人で運転することも多いでしょうから、ボーイング787に負けていることもありそうです。

二酸化炭素排出量はどうなんでしょうか?

燃費が悪い方が二酸化炭素排出量は多いでしょうが、飛行機と自動車とでは台数(機数)が違います。それを含めて世の中の排出量への影響はどうなんだろう?と気になり調べてみると下記サイトに数字がありました。

環境:運輸部門における二酸化炭素排出量 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

驚きました。日本国内では、自動車は飛行機に比べて17倍の二酸化炭素排出量を排出しています。

飛行機が排出する二酸化炭素と地球温暖化を関連づけて話題にすることがありますが、私たちが日々使う自動車(ガソリン車、ディーゼル車)も無駄な燃料を使わないないように気をつけなければなりません。

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