二酸化炭素削減や環境負荷低減に関する技術系のお仕事

雑記

二酸化炭素削減や環境負荷低減に関する技術的系の仕事に関わるにはどうしたらよいかと考えている学生さんは多いのではないでしょうか。

NPO活動、政策・政治活動、評論・解析も重要だけど、技術で何とかしたい・・・と。

そんな皆さんに役立つ情報です

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どんな仕事があるか?

エンジニアリング会社という選択

エンジニアリング系とよばれる会社に就職して、研究者・技術者となって様々な環境技術の開発に携わるのが一つの方法です。

これらの企業では、二酸化炭素の排出を抑制する技術、二酸化炭素を抜本的に出さない技術、二酸化炭素を回収して固定化する技術、プラスチックのリサイクルに関する技術、新しいエネルギーに関する技術などの開発に取り組んでいます。

いろんな技術に触れることができるのがメリットです。各社得意な分野があるので、○○重工、○○エンジニアリング、○○化工、○○環境エンジニアリングなどの名前で探してみてください。

エネルギー会社や製造業という選択

エネルギー会社、電力会社、自動車会社、化学メーカー、食品メーカーなどに就職して、研究者・技術者を目指すこともできます。

これらの職種は環境に良くない技術を継続しているイメージがあり、ときには良くない部分が強調されて社会的なニュースになることもあります。石炭発電、排気ガス問題、排水問題、容器ゴミ問題などです。

ですが多くの会社は、いつまでも環境問題を放置してよいとは思っていません。社会課題を解決するために環境に優しく二酸化炭素を出しにく技術や製品を生み出そうとしています。

最近の環境問題への関心の高まりによって慌ててカンキョウカンキョウと言い始めた会社もあるので要注意です。

真に社会貢献を目指しているかどうかは、その会社の歴史から情報をえることができます。ウエブサイトなどで会社沿革をしらべてみましょう。

規模の大きな企業という選択

いわゆる大企業では、会社にとって将来役立つことを認めてもらえれば、強力な支援を受けながら自分のやりたいことを実行できる点で魅力です。資金的には恵まれているので何億円もの予算をもらって目的にむけた活動ができます。

厄介なのはそんなポジションにつくまでのハードルが高いことです。

まずは進学のハードル。一般的には大学や大学院で化学や工学を学ぶ必要があります。そのためには学力と努力が必要です。

次に入社のハードル。競争の激しい入社面接という壁や、景気変動によって採用数が増えたり減ったりします。最悪ゼロという年もありタイミング悪ければ希望の企業の扉を開くことさえできません。

さらには配属というハードル。会社にはいろんな部署がありますので希望どおりの仕事に就けるかは、運も必要になってくると思います。異動の希望を出しても、それが叶うかは約束されません。

とネガティブなところが目立つのが大企業ですが、日本の雇用形態も海外と同様にメンバーシップ型からジョブ型に変化しているので、学生時代にしっかりスキルを身につけておけば希望に合う部署や別の会社に移りやすくなってくると思います。

中小企業、ベンチャー企業という選択

そんなことで悩むよりも、環境技術を専門に扱う中小企業やベンチャー企業を探す方が確実性は高まります。プラスチックリサイクルに取り組んでいる企業や、バイオ素材のエネルギー化や原料化に取り組んでいる企業、地域に根ざしたエネルギー供給や発電所の建設などが考えれます。

組織に入らなくても、自らのアイディアでベンチャーを立ち上げることも可能です。成功するのは容易ではないかもしれないですが、夢があります。やりたいことが明確であれば銀行がお金を貸してくれなくても投資してくれる人がいる時代ですから。この分野で成功しているベンチャー企業として日本環境設計株式会社が有名です。岩元社長の著書「「捨てない未来は」はこのビジネスから生まれる」にはとても勇気づけられます。

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まとめ

これから将来の仕事を選ぶ皆さん、技術職も悪くないですよ。これからの低炭素化社会に貢献する一つの方法として参考にして頂けると幸いです。

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