多くの人々がプラスチックゴミの分別に協力していますが、せっかく分別したゴミがリサイクルされなければ分別した意味がありません。
例えば、プラスチックゴミが、ゴミ処理施設でリサイクル品として扱われず、燃えるゴミとしてあつかわれていたらどうでしょう?
そんなことがあるのか?と不思議に思う人もいると思います。
ゴミ処理施設でプラスチックゴミがリサイクルされないとはどいうことか?プラスチックゴミが回収された後の行方を考えてみましょう。
まず、私たちは様々な大きさの袋にプラスチックゴミを詰め、指定されたゴミ置き場に出します。白や透明の袋に入れたり、自治体で指定された有料の袋に入れたりします。
自治体の職員や回収業者が専用の車両でゴミを運び、それが自治体のゴミ処理施設に到着します。そこで、プラスチックゴミは一時的に倉庫のような場所に保管され、次にベルトコンベアのような装置を通して選別作業が行われます。
選別作業では、袋の中からプラスチックゴミを取り出し、リサイクルできないゴミがないかを確認します。燃えるごみが混じっていたり、汚れがひどいプラスチックが混じっているときは取り除かれます。
この作業は流れ作業のベルトの上で短時間で行われます。そのため、判断が難しいものや時間内に処理できないものは、仕方なく燃えるゴミとして処理されることがあります。
例えば、リサイクルが認められていないプラスチックが混じっている場合、大部分がリサイクル可能なプラスチックであっても、全部まとめて燃えるゴミとして処理されることがあります。
また、二重や三重の袋に入れられている場合、開封難しいと判断すれば、燃えるゴミとして処理されることがあります。
私はこの現場を目撃して、とてもショックを受けました。
プラスチックごみをリサイクルしたければ、正しい方法でプラスチックゴミを分別することはもちろん、選別作業しやすいよう工夫することもとても大事です。